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紅茶の知識

セイロン紅茶の知識、主な紅茶産地

セイロン紅茶の等級分け

紅茶と呼ばれる物の種類と違い

紅茶と健康

紅茶のおいしい入れ方




セイロン紅茶の知識、主な紅茶産地

セイロン紅茶のセイロンとは、スリランカ民主社会主義共和国の旧国名です。 スリランカは世界有数の紅茶産出国です。 スリランカでは、紅茶をその栽培されている茶園の標高によって、大きく3つに分類します。

  • ハイグロウンティー(高地産)   :標高1200メートル以上の茶園
  • ミディアムグロウンティー(中地産):標高600〜1200メートルの茶園
  • ロウグロウンティー(低産地)   :標高600メートル以下の茶園
ハイグロウンティーは、高地の冷涼な気候のもと、非常に質の良い紅茶ができるため、 セイロン紅茶の最高級品とされています。主なハイグロウンティーの産地は、 ウバ、ヌワラエリヤ、ディンブラです。

紅茶は年中収穫されていますが、1年の中でもより高品質なものが採れる旬があり、 ベストシーズンとかクオリティーシーズンとか言われています。ウバなら7〜8月、 ヌワラエリヤは12〜3月、ディンブラは1〜3月です。 (その年の気象条件により時期がずれる事もあります。)

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セイロン紅茶の等級分け

同じ茶園の同じ木から採れた茶葉でも、その葉の部位や形状(大きさ)によって細かく グレード分けされます。
木の先端部の新芽の部分はティップと呼ばれ、加工の段階で他の部位の葉のように黒くならず に銀灰色または茶金色になります。
その色によってシルバーティップとかゴールデンティップと 呼ばれますが一般的にこのティップは特に上級品の紅茶にしか含まれません。

世の中にはこのティップだけを集めて作られた紅茶もあり、希少価値が高いため非常に高価です。
ティップだけで作られた紅茶のティップは細かい産毛に覆われた通常の茶葉の数倍もある 長く細い葉なのですが、一般の紅茶の最上級品などに含まれるティップはこのような 長い丸ごとの新芽ではなく、普通の茶葉にところどころ白っぽく(または薄茶に)色の変わった のが混じっているような感じです。

葉の形質によるグレード分け

紅茶等級の図解 茶葉はその部位によって左図のように呼称が付けられています。
本来は紅茶の等級名(オレンジペコなど)はその部位をそのまま表し、 つまりオレンジペコならオレンジペコと呼ばれる部位の葉を用いた紅茶のことでした。
しかし近年は茶摘み方法の変化により幾分意味合いが変ってきています。
通常茶葉はペコーより上の部分が一緒に摘まれて製茶され、 紅茶の等級は仕上がってきた茶葉の形状、形質で決められるようです。

オレンジペコ(OP)
オレンジペコとは新芽のすぐ下の若い葉の呼称です。 オレンジペコと称される紅茶は昔はその名の通りこの部分の葉を用いた紅茶のことでした。 現在では製茶工程でふるい分けの上の方に出てくる、大きくて良くよられた細長い茶葉がオレンジペコとされることが多いです。

フラワリーオレンジペコ(FOP)
オレンジペコ同様に茶葉は大きく(フルリーフ)、中に白やうす茶がかった葉(新芽=ティップ)が混じっています。 茶葉の構成は茎の部分が少なく幅の広い葉の部分がほとんどです。

ペコー(P)
オレンジペコの下にある葉の呼称。 実際はオレンジペコより少し細かくてBOPより大きい、 太くて短めの茶葉がぺコーとされる事が多いようですが産地や工場によっても異なります。

スーチョン
ペコーの更に下にある葉。 中国茶によく使用されます。また、ブレンドティーの増量用に使用される事もあるようです。

更に葉の大きさによるグレード分けは、

  • BOP(ブロークンオレンジペコ)など頭にBがつく紅茶はオレンジペコ などのフルリーフの紅茶が細かくカットされたものです。
  • BOPFのように最後にF(ファニングス)がつくものはBOPより 更に細かい茶葉です。
  • FOPやFBOPのように、 最初にFがつく場合はそのFは「フラワリー」の略でティップを多く含んだ紅茶を指します。
    同じFでも前に付くのか後ろに付くのかで意味合いが全く違ってきますので注意が必要です。

これらの等級分けはその産地、製茶工場により基準にばらつきがあり、更に国が違えば基準の違いは大きくなります。

スリランカの人々は実によく紅茶を飲みますが、この国の一般の人々が飲むのは ダストといって、 ふるいを使った等級分けの一番下に出てくる粉茶のようなものです。 ダストは抽出が早いのでティーバッグにもよく使用されます。

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紅茶と呼ばれる物の種類と違い

紅茶は大きく2つに分類できると思います。
一つはいわゆる普通の紅茶。もう一つはフレーバーティーといわれる物で、 紅茶以外の香りをつけた紅茶。
ストロベリーやアップルティーなどの他に、 よくアイスティーで飲まれるアールグレイもあの香りは紅茶本来の香りではなく、普通の紅茶に ベルガモットで着香したものです。
なかには本物のハーブや花、乾燥果実だけを使用した質のよいフレーバーティーもありますが、 一般に出回っている物のほとんどは合成着香料を使用した物のようです。

フレーバーを添加しない純紅茶はさらに2つに分類できます。 ブレンド紅茶とある特定の産地にこだわった産地銘柄茶です。
ロイヤルなんとかティーとかイングリッシュティー、ブレックファーストティーなど各メーカーが いろんな名前の紅茶を出していますがそれらは皆複数の産地の紅茶をブレンドした、 いわばブレンド名です。それに対してウバ、ダージリン、キーマン、ディンブラ、アッサムなどは 全て産地名で、こういう名前の紅茶は原則的にその産地の茶葉のみで作られた紅茶です。 ただしメーカー物の場合、 必ずしもその産地の茶葉100%ではなく、他産地の茶葉もブレンドされている場合があるようです。

よくセイロン紅茶と銘打った紅茶を見かけますがセイロン紅茶とはスリランカ産紅茶の総称です。 ウバもディンブラもセイロン紅茶ですが特に産地を明記していない場合はスリランカ各地の紅茶の ブレンド物ということです。

メーカー独自のブレンド紅茶や各産地の産地銘柄茶は更に、 使用された茶葉の等級によって細かく分類されます。 その分類のし方はインドとスリランカ(世界1,2位の紅茶生産国)では少し違っています。 スリランカでは「セイロン紅茶の話」で解説したような分類をしますがインドの場合は 上級クラスの紅茶の分類がもう少し細かくなるようです。 また、スリランカでは重要視される産地の標高による分類(ハイグロウンティー、 ミティアムグロウンティーなど)はインドではあまり云われないようです。

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紅茶と健康

紅茶にはカテキンという物質が含まれています。
カテキンとは抗酸化剤の一種で、 心臓病や脳卒中、ガンなどのの予防に効果があるといわれています。
また、歯のエナメル質を強化するフッ素が含まれているので 虫歯予防の一助にもなると云われています。
紅茶には殺菌作用があるので外出後などに紅茶でうがいをすると 風邪やインフルエンザの予防になります。

以上が一般的にいわれている紅茶の効能です。僭越ながら私個人の見解と経験を述べさせて いただきますとー

紅茶に体に良いとされる成分が含まれるのは事実ですが問題は飲み方だと思います。 まず虫歯予防に関しては、これはあくまで砂糖抜きのストレートティーを 飲むことが前提です。またカテキンを摂取することばかり考えて毎日紅茶を がぶ飲みするのもなんだか違う気がします。 紅茶を愛する一人として、紅茶を飲む人には、 それが体に良いらしいからとか、そういうことばかりに注目して飲んでほしくはないのです。 紅茶っておいしいです。おいしくない紅茶も有りますが、おいしい紅茶は本当においしいです。 だからどうぞ、おいしい紅茶をおいしいから飲んでください。 体に良いということは、ささやかなおまけみたいなものだと私は思います。

紅茶うがいに関してー
これはお勧めです。毎日帰宅後などに薬用石鹸での手洗いと合わせて実行すれば、 風邪、インフルエンザの予防効果は確かだと思います。 (もちろんこれをやったからといって絶対風邪をひかないなんてことはありません。) 私の家では、私が紅茶を飲むときにうがい用のを少し残しておいて、 それで帰宅した子供にうがいさせています。

紅茶を頻繁に飲むと、カップに茶渋が付くように、歯にも付くことがあります。 着色してしまった歯をきれいにするには、普通の歯磨剤きではなく、 薬用のちょっと高価な歯磨き剤が有効です。最近テレビのCMでもよく見かける、 何とかアパタイトとか歯を白くするとかいうものです。
そんなに高価なものを買いたくない方は喫煙者用のヤニ取り歯磨剤も良いようです。 堅めの歯ブラシで毎日丁寧に磨くときれいになります。

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紅茶のおいしい入れ方

基本的な入れ方


まずポットを温める為の熱湯を用意します。

ポットに熱湯を入れておいてから、新鮮な水道水を杯数分計って沸かします。一杯分150cc強です。

沸騰したらティーポットの湯を捨て、杯数分の茶葉を入れます。 茶葉の量は、葉の大きい紅茶(OPやFOP)ならティースプーン山盛り1杯(3g)、 細かい紅茶(BOPなど)なら中盛一杯(2.5g)が標準です。

茶葉を入れたポットに完全に沸騰して泡がごぼごぼ立っている状態の湯を素早く注ぎます。

蓋をして茶葉の大きいOPやFOP紅茶なら4〜5分、細かいBOPなら2〜3分抽出し、 軽くかき混ぜてから茶漉しを通してカップに注ぎ分けます。

紅茶は1杯分だけでは湯の量が少なすぎて茶葉の香味を充分に引き出すことが難しいですので、 一度に入れる量は最低2杯分(約300cc)以上を推奨します。

濃すぎた場合は差し湯をして薄めて下さい。 次回からは茶葉の量を減らしてみて下さい。

世間一般の「紅茶の飲み方」には大抵カップもあらかじめ温めておくことと書かれています。 でも熱湯で入れる紅茶はそのままでは熱過ぎて舌を火傷しそうです。 おいしく飲むためには少し温度が下がった方が良いのではないでしょうか。 だからカップを温めておく必要はないと私は思います。

水はくみたての水道水が一番良いです。 ペットボトルの水、ミネラル水、 保温ポットの湯や沸かし直しの湯は避けてください。
ポット内にセットして使うタイプの茶漉しも使用しない方が良いです。

その理由は以下に述べる通りです。
沸騰した湯をティーポットに注いだ時、ポットの中で茶葉が上下に動きます。 これをジャンピングと呼びますが、紅茶の香味を引き出すのに大切な事です。 ジャンピングを起こさせる為には空気を沢山含んだ新鮮な水を よく沸騰させる事とポットの中で茶葉が動くのを妨げないようにする事が必要です。

こんな紅茶の楽しみ方も。
ポットで所定時間蒸らした紅茶をすぐに全部カップに注いでしまって頂くのも良いでしょう。 けれど注ぎ残した分を茶葉と一緒にポットに残しておくと、当然だんだん味が濃くなり、渋みも強くなります。 それで、1杯目はストレートで、ポットの中で濃くなったお代わりの2杯目はミルクティーにして頂くという紅茶の楽しみ方もあります。

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手鍋で入れる方法(ポットいらずでお手軽)

小さな手鍋に杯数分の湯を沸かします。沸騰したら杯数分の茶葉を入れ、 火を止めて蓋をします。所定時間蒸らしたら、茶漉しを通してカップに注ぎ分けます。 鍋は、料理の匂いのついていないものを使用してください。出来れば紅茶専用に用意して下さい。

おいしいミルクティーの作り方

その1.普通のミルクティー

茶葉の量と蒸らし時間を多めにして濃く入れた紅茶に好みの量の牛乳を加えます。 ミルクティーには普通の牛乳が最適です。コーヒー用の生クリーム類は合いません。 牛乳を温めておく場合はには指を入れて熱いと感じる以上には加熱しない方がよいです。 牛乳は加熱しすぎると匂いが強くなり紅茶の香りを損ないます。

熱すぎる紅茶が苦手な方、また加える牛乳の量がそれほど多くない場合は冷たい牛乳を加えてもよいでしょう。 程よく冷めて飲みやすくなります。

その2.お鍋で作るミルクティー

ロイヤルミルクティー又はチャイと呼ばれているミルクティーです。

小さな手鍋に出来あがり予定量の半量の湯を沸かし、 杯数分の茶葉を入れて火を弱めます。2分程弱火で煮たら牛乳を出来あがり量になるまで加え、 火を強めて加熱し、飲み頃の温度になったら火を止め、(決して沸騰させないこと) 茶漉しを通してカップに注ぎ分けます。

私は内側に目盛のついているアルミ製の手鍋を愛用していますが便利です。 牛乳を加えるとき、いちいち量らなくても鍋の目盛を見ながら牛乳パックから直接注げます。

この方法で作るミルクティーには茶葉の細かいタイプで作るのが一般的なのですが、 (抽出する湯の量が少ない為大きい茶葉では抽出しにくい) 作る量が少なすぎなければ葉の大きいタイプでもおいしく出来ます。
茶葉の大きいタイプなら茶葉を入れてから牛乳を注ぐまで少し長めに(3分ぐらい)煮て下さい。
蓋をして火を止めてしまってもよいです。その場合は煮込む場合より1〜2分長く抽出して下さい。

ミルクティーの場合は砂糖を加えた方が 味にメリハリがついて紅茶のおいしさも引立つようです。 甘いのが苦手な方も隠し味程度でも、砂糖を加えてみて下さい。

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スパイスを加えた紅茶


カルダモンやシナモン、しょうがを加えた紅茶です。 ホールタイプのカルダモンは指で潰すか料理用ハサミで大まかに刻み、シナモンは適当に砕きます。 生姜は皮をむいて薄切りにします。 好みのスパイスを茶葉と一緒にポットに入れて普通に入れるだけです。 スパイスは単独でも、組合せてもよいです。 ロイヤルミルクティー(チャイ)にスパイスを加えてもおいしいです。 その場合はやはりスパイスは茶葉と一緒に加え、一緒に煮こみます。

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アイスティー〜ストレート編

紅茶はお湯の量に対する茶葉の割合をホットで飲む場合の1.5〜2倍弱ぐらいにし、濃く入れます。
入れ方は、ポットで入れても手鍋で入れても良いです。ホットティーの入れ方をご参照下さい。

グラスに氷を満たし、そこへ出来あがった熱い紅茶を一気に注ぎ、素早くかき混ぜて冷やします。
お好みでガムシロップを加えてお飲み下さい。 ガムシロップがない場合は冷やす前の紅茶に砂糖を加えて溶かして下さい。

きれいな透き通ったアイスティーを作るには、熱い紅茶を急激に冷やす事が大切です。 冷やし方が遅いと、紅茶の成分が凝固して白く濁る現象(クリームダウン)が起きやすくなります。
氷の中に一気に注ぐ事により急激に冷却する事が出来、香りが失われる事も防げます。

紅茶の種類によってはどうしてもクリームダウンしやすい物もありますので、 適した茶葉を選ぶ事も大切です。また、濃く抽出しすぎた場合も濁ります。 ディンブラ紅茶にストレートアイスティーに向くものが多いです。

クリームダウンしてしまった場合は熱湯を少し加えると濁りがとれます。
クリームダウンは見かけが悪いだけで紅茶の味や品質に問題はありませんので、 アイスミルクティーとして頂く場合には差し支えありません。

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アイスミルクティー〜コクがあるけど爽やか!

アイスミルクティーの場合はストレートアイスティーの場合より更に濃く抽出します。
お湯の量に対する茶葉の量を通常(ホットのストレートティーの場合)の3倍ぐらいにして、 出来るだけ濃く入れます。
お湯の量が少な過ぎると難しいので、数人分をまとめて入れる方が容易です。
濃く入れた紅茶を氷を満たしたグラスに注ぎます。 クリームダウンが起きて濁りますが支障ありません。
そこへ冷たい牛乳を丁度良い濃さになるまで加えて出来あがりです。

使用する茶葉はウバBOPなどミルクティー向きの濃厚な茶葉が適しています。 ミルクティーの場合は適度に砂糖を加えると味が締って紅茶の香味も引き立つようです。

クリームダウンの心配がありませんので、ある程度の作り置きも可能です。 氷を抜取ってから冷蔵庫で冷やしておいて下さい。(その日の内にお飲み下さい)

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